目減り

目減りとは、投資による利回りよりも物価上昇率のほうが高い時に起こる現象だ。物価上昇が激しいと預貯金には目減りが生じる。ところが賃貸住宅経営では、まず目減り現象が起こることはない。その理由は物価上昇や固定資産税のアップなどに応じて家賃を引き上げるのがふつうだからだ。上げ幅はともかくとして、借りているほうも家賃は上がるものと思っているから安心だ。値上げの方法としては、2、3年に1回というのが1つの習慣になっているから、それにならったほうがスムーズに進みる。上げ幅は首都圏の場合ですと、2年に1回で5~8%くらいがふつうだ。もちろん建物の老朽度や設備のグレードなどによって差はあるが、この程度が一般的だ。とすると最近の物価上昇率は、年率で0.1%前後なので、両者の割合を比較すれば目減りなどまずないことが納得できる。ただ、家賃の値上げについては、ときどき入居者側の反対にあって予定どおりアップでこない、といった悩みもある。これは契約の仕方、入居契約時のちゃんとした約束などでカバーできるものだ。この点については後でくわしく述べる。どんな事業であっても人件費には頭を痛めるものだ。しかし、賃貸住宅経営の場合は、それがほとんど不要だ。

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