賃貸住宅市場の将来

賃貸住宅市場の将来を展望すると、賃貸住宅の入居者は今後とも増えていくと思われる。というのは地価高騰により、もうマイホームは持てないというあきらめ派が続出しているからだ。それを裏付ける調査データをいくつか紹介しめたい。この場合、「手が届かない、もうあきらめた」という人が40%もいた。これを年代別にみると30歳台の人は「何とか購入できる」が半分を超えているが、40歳台では「手が届かないものになった」が一番多くなっている。同銀行では「若い層は住宅取得をまだ将来の夢と思っているが、40歳台は具体的に考えている」からだと分析している。私鉄系不動産会社で構成する㈹都市開発協会の報告によると、東京圏の標準的なマンション価格と、サラリーマン世帯年収の倍率は次のようになっている。平成2年はなんと10.02倍だったが、7年には5.98倍、9年には5.84倍となり、政府が目標にしていた年収の5倍にほぼ近くなっている。つまり相当持ちやすくはなった。大阪圏では9年の場合4.70倍、名古屋圏では3.55倍となっている。しかし、所有するより賃貸住宅でライフスタイルに合わせて住み替えていくほうを選ぶ、という人たちが依然多いのも事実だ。

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